「AutoLisp関数互換表」の版間の差分
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== AutoCAD にあって IJCAD にない関数 == | == AutoCAD にあって IJCAD にない関数 == |
2022年6月24日 (金) 05:16時点における版
このページでは、AutoCAD と BricsCAD, IJCAD, IntelliCAD における、AutoLISP関数の互換について記述します。
AutoCAD と互換CAD でほぼ差異を意識せずに使える関数
- バニラLISP 系関数(概ね vl* の接頭辞がついてないものと思えば OK。)
AutoCAD にあって BricsCAD にない関数
- 調査中
BricsCAD にあって AutoCAD にない関数
AutoCAD にあって IJCAD にない関数
- IJCAD 2014以前。
IntelliCAD にあって AutoCAD にない関数
- ads … arx になった
- autoxload
- endtransaction … IntelliCAD Ver8 の途中から
- log10
- lpad
- rpad
- starttransaction … IntelliCAD Ver8 の途中から
- tan
- trim
- xload … arxload になった
- xunload … arxunload になった
BricsCAD と AutoCAD どちらにもあるが動作や結果が異なる関数
実害が無いものも記述してます。
- grread : BricsCAD 独自で拡張されてるので、BCAD -> ACAD の使いまわし時に注意
- getcfg : BricsCAD 独自で拡張されてるので、BCAD -> ACAD の使いまわし時に注意
- setcfg : BricsCAD 独自で拡張されてるので、BCAD -> ACAD の使いまわし時に注意
- open : BricsCAD 独自で拡張されてるので、BCAD -> ACAD の使いまわし時に注意
- vl-registry-read : BricsCAD 独自で拡張され QWord、Binary、MultiStringデータもサポートしている。V22から
- vl-registry-write : BricsCAD 独自で拡張され QWord、Binary、MultiStringデータもサポートしている。V22から
IJCAD と AutoCAD どちらにもあるが動作や結果が異なる関数
実害が無いものも記述してます。(IJCAD 2016 時点)
- 四則演算系 : 整数の計算で32ビット整数範囲外の値を計算した場合の結果が異なる。(AutoCADは実数に変換して計算した値が返るが、IJCADは変換してない。<- IJCAD 7 まで)
- gc : IJCAD(というかIntelliCAD?)ではガベージコレクトの仕組みは働いてない。いらんのは nil にしておくのが吉。
- getcfg : 情報の保存位置が違う。
- grvecs : UCS状態での挙動が違う。(IJCAD8 まで)
- menucmd : IJCADでサポートしていないメニューパラメータは使えない。
- read-char : 連続した文字入力を受け取った時の扱いが違う。
- setcfg : 情報の保存位置が違う。
- setenv : 情報の保存位置が違う。
- snvalid : 動いてない。(IJCAD 8 は動いてる)
- ssget : オプションで非対応のものがある。(IJCAD8 まで)
- startapp : 戻り値が異なる。
- strcase : IJCADは全角文字も変わる。(IJCAD8 のみ)
- trans : 戻り値が異なるケースがある。(IJCAD8 まで)
- ascii : 戻り値がユニコード(10進数)(IJCAD8 のみ)