「Visual LISP」の版間の差分
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
4行目: | 4行目: | ||
AutoLISPに比べ以下の点が強化されている。 | AutoLISPに比べ以下の点が強化されている。 | ||
* | * AutoCAD においては、Visual LISP の総合開発環境(IDE)が提供されている。(R2000以降) | ||
* BricsCAD においては、LISP の総合開発環境(IDE)が提供されている。(V18.2 以降)* Visual LISP のIDEよりだいぶ良い。 | |||
* AutiveX オブジェクトやリアクターイベントへアクセスできる。 | * AutiveX オブジェクトやリアクターイベントへアクセスできる。 | ||
* ソースコードのコンパイル対応。高速化&高度な暗号化(.fas、.vlx ファイルの生成) | * ソースコードのコンパイル対応。高速化&高度な暗号化(.fas、.vlx ファイルの生成) | ||
* | * OS のファイルやレジストリ操作系の関数追加。 | ||
* LISP関数の拡張(CommonLisp的関数などが追加されている。) | * LISP関数の拡張(CommonLisp的関数などが追加されている。) | ||
* でも &rest も &optional もないけど。 | * でも &rest も &optional もないけど。 | ||
* 互換CADでも結構使えるようになってきてる。>> [[AutoLISP#AutoLISP が使えるCADソフト]] | * 互換CADでも結構使えるようになってきてる。>> [[AutoLISP#AutoLISP が使えるCADソフト]] | ||
コンパイルの種類は以下のとおり。 | コンパイルの種類は以下のとおり。 |
2022年5月31日 (火) 21:39時点における版
Visual LISPは、AutoCAD(と一部の互換CAD)で使用可能なプログラミング言語。
AutoLISPに比べ以下の点が強化されている。
- AutoCAD においては、Visual LISP の総合開発環境(IDE)が提供されている。(R2000以降)
- BricsCAD においては、LISP の総合開発環境(IDE)が提供されている。(V18.2 以降)* Visual LISP のIDEよりだいぶ良い。
- AutiveX オブジェクトやリアクターイベントへアクセスできる。
- ソースコードのコンパイル対応。高速化&高度な暗号化(.fas、.vlx ファイルの生成)
- OS のファイルやレジストリ操作系の関数追加。
- LISP関数の拡張(CommonLisp的関数などが追加されている。)
- でも &rest も &optional もないけど。
- 互換CADでも結構使えるようになってきてる。>> AutoLISP#AutoLISP が使えるCADソフト
コンパイルの種類は以下のとおり。
- .fas … LISPコードのコンパイル
- .vlx … LISPやDCLなどファイルセットのコンパイル。
Visual LISP の関数は、接頭辞として "vl" が付けられている。
分類すると概ね以下のようになる。
- 接頭辞 … 内容
- vl- … 拡張されたLISP関数
- vla- … ActiveX からのトランスポート関数
- vlax- … ActiveX 関連の関数
- vlr- … リアクタ関連の関数
- memo : ActiveX 関連の関数は、Windows環境のみでサポートされているため、AutoCAD for Mac では使えない(2021時点)
- AutoCAD 2000 より標準搭載された、Visual LISP はサードパーティである Basis Software によって開発・販売されていた Vital-LISP を買収して組み入れたもの。(標準搭載される前に AutoCAD R14 時にアドオンとして販売されていたらしい。)
関連事項