「Entdel」の版間の差分
細編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
9行目: | 9行目: | ||
: 図形が同じ編集セッションで以前に削除されている場合、その図形が図面に復元される。 | : 図形が同じ編集セッションで以前に削除されている場合、その図形が図面に復元される。 | ||
: 削除された図形は、その図面を終了するときに図面から完全に取り除かれる。entdel 関数は、グラフィカル図形と非グラフィカル図形のどちらも削除できる。 | : 削除された図形は、その図面を終了するときに図面から完全に取り除かれる。entdel 関数は、グラフィカル図形と非グラフィカル図形のどちらも削除できる。 | ||
; 引数 | ; 引数 | ||
:* ename : 削除または復元する図形の名前。 | :* ename : 削除または復元する図形の名前。 | ||
; 戻り値 | ; 戻り値 | ||
18行目: | 20行目: | ||
; サンプル | ; サンプル | ||
: 図面内の最初の図形の名前を取得し、それを変数 e1 に割り当てる。 | |||
<pre class="brush:autolisp;">; 図面内の最初の図形の名前を取得し、それを変数 e1 に割り当てる。 | |||
(setq e1 (entnext)) | (setq e1 (entnext)) | ||
<Entity name: 2c90520> | <Entity name: 2c90520> | ||
; e1 の図形を削除する。 | |||
(entdel e1) | (entdel e1) | ||
<Entity name: 2c90520> | |||
; 削除された e1 の図形を復元する。 | |||
(entdel e1) | (entdel e1) | ||
<Entity name: 2c90520> | |||
</pre> | |||
; 使用上の注意 | ; 使用上の注意 |
2020年8月25日 (火) 17:50時点における最新版
- 構文
- (entdel ename)
- 機能
- オブジェクト(図形)を削除、または削除したオブジェクトを復元する。
- ename によって指定された図形が現在図面内に存在する場合、その図形が削除される。
- 図形が同じ編集セッションで以前に削除されている場合、その図形が図面に復元される。
- 削除された図形は、その図面を終了するときに図面から完全に取り除かれる。entdel 関数は、グラフィカル図形と非グラフィカル図形のどちらも削除できる。
- 引数
-
- ename : 削除または復元する図形の名前。
- 戻り値
- 図形名。
- サンプル
; 図面内の最初の図形の名前を取得し、それを変数 e1 に割り当てる。 (setq e1 (entnext)) <Entity name: 2c90520> ; e1 の図形を削除する。 (entdel e1) <Entity name: 2c90520> ; 削除された e1 の図形を復元する。 (entdel e1) <Entity name: 2c90520>
- 使用上の注意
- entdel 関数は、主図形のみに作用する。
- 属性やポリラインの頂点は、その親図形と別に削除することはできない。
- 従属図形を修正するには、command 関数を使用して、ATTEDIT[属性編集]コマンドまたは PEDIT[ポリライン編集]コマンドを実行する。
- ブロック定義内の図形は、削除できない。しかし、削除したい図形を除外し、entmake 関数を使用してブロックを再定義することは可能。
- 関連事項
- handent 関数