「Princ」の版間の差分
編集の要約なし |
細編集の要約なし |
||
1行目: | 1行目: | ||
{{AutoLISP}} | |||
; 構文 | ; 構文 | ||
: (princ [''expr'' [''file-desc'']]) | : (princ [''expr'' [''file-desc'']]) | ||
7行目: | 8行目: | ||
: この関数は、expr 引数内の制御文字を拡張せずに、そのまま出力することを除けば、prin1 関数と同じ。 | : この関数は、expr 引数内の制御文字を拡張せずに、そのまま出力することを除けば、prin1 関数と同じ。 | ||
: 一般に、prin1 関数は load と互換性がある方法で式を出力するためのもので、princ 関数は read-line 関数などの関数を使用して読み込める方法で式を出力する。 | : 一般に、prin1 関数は load と互換性がある方法で式を出力するためのもので、princ 関数は read-line 関数などの関数を使用して読み込める方法で式を出力する。 | ||
; 引数 | ; 引数 | ||
:* expr : 文字列または AutoLISP 式。 改行、指定した expr 引数、スペースの順に出力される。 | :* expr : 文字列または AutoLISP 式。 改行、指定した expr 引数、スペースの順に出力される。 | ||
:* file-desc : 書き出しモードまたは追加モードで開かれたファイル ディスクリプタ。 | :* file-desc : 書き出しモードまたは追加モードで開かれたファイル ディスクリプタ。 | ||
; 戻り値 | ; 戻り値 |
2016年6月15日 (水) 12:29時点における版
- 構文
- (princ [expr [file-desc]])
- 機能
- コマンド ラインに式を表示したり、開いているファイルに式を書き出す。
- この関数は、expr 引数内の制御文字を拡張せずに、そのまま出力することを除けば、prin1 関数と同じ。
- 一般に、prin1 関数は load と互換性がある方法で式を出力するためのもので、princ 関数は read-line 関数などの関数を使用して読み込める方法で式を出力する。
- 引数
-
- expr : 文字列または AutoLISP 式。 改行、指定した expr 引数、スペースの順に出力される。
- file-desc : 書き出しモードまたは追加モードで開かれたファイル ディスクリプタ。
- 戻り値
- 評価した expr 引数の値。 引数を指定しないで呼び出すと、空のシンボルが返される。この特性から、LISP式の最後にprinc関数を呼び出して出力を抑える抑止終了に利用します。
- サンプル
(princ) ; ← 空のシンボル (princ "\nHello") Hello"\nHello" ; ← 最初の Hello は princ 関数の出力、次の Hello は戻り値。 (princ "Hello\nWorld") Hello World"Hello\nWorld";← 最初の World は princ関数 の出力、次の Hello\nWorld は戻り値。
- 制御文字については、prin1 関数を参照
関連事項
- prin1 関数