LISPデータタイプ(リスト)

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AutoLISP のリストは、関連する一連の値をスペースで区切り、括弧で囲んだもの。 リストは、複数の関連する値を格納するときに利用される。例えば 3D 点は 3 つの実数のリストで表されている。


正しいリストの例

(1.0 1.0 0.0)
("this" "that" "the other")
(1 "ONE")

なお、リスト表記の一種として 2つの値のリストを表す、ドットペア で表記されることがある。

(10 . 20)
(10 20 . 30) <- (10 20 30) のリストと同じ。この形で使うことはまず無い。


連想リスト・連想配列

Lispには連想リスト(連想配列)というものがある。 連想リスト(association list)、また、alist と呼ばれ、(key . val) という car がキー、cdrが値となるペアを格納したコンテナーであり、キーから値を検索できるようになっている。 他の言語ではマップやディクショナリーなどと呼ばれるもの。

(setq *alist* '(("hoge" (1 2 3))
                ("fuga" (4 5 6))
                ("piyo" (7 8 9))))

(assoc "hoge" *alist*) ; キーのデータを取得。assoc関数を使う
("hoge" (1 2 3))

(cadr (assoc "hoge" *alist*))> ; キーの値のみ取得
(1 2 3)

余談: assoc は alistの最初に見つかったキーを返す。つまり "hoge" を先に追加すれば元の値を消さずに更新されたように見せかける事ができる。