Vlax-import-type-library

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2021年9月15日 (水) 15:21時点におけるGizmon (トーク | 投稿記録)による版
構文
(vlax-import-type-library :tlb-filename filename [:methods-prefix mprefix :properties-prefix pprefix :constants-prefix cprefix])


機能
タイプ ライブラリから情報を読み込む。


引数
  • filename : タイプ ライブラリの名前を示す文字列。ファイルは次のいずれかのタイプでなくてはならない。
  • タイプ ライブラリ(.tlb)ファイル、またはオブジェクト ライブラリ(.olb)ファイル
  • 実行形式(.exe)ファイル
  • タイプ ライブラリ リソースを含んだライブラリ(.dll)ファイル
  • タイプ ライブラリを保持している複合ドキュメント
  • LoadTypeLib API が認識可能な他の任意のファイル形式
  • tlb-filename パラメータでパスを省略した場合は、AutoCAD サポート ファイル検索パスを使用してファイルが検索される。
  • mprefix : メソッド ラッパー関数に使用する接頭語。たとえば、タイプ ライブラリに Calculate メソッドが含まれている場合に mprefix パラメータに "cc-" と指定すると、VisualLISP は cc-Calculate というラッパー関数を作成する。 このパラメータの既定は "" 。
  • pprefix : プロパティ ラッパー 関数に使用する接頭語。たとえば、タイプライブラリに、読み込みと書き出しの両方が許可された Width プロパティが含まれているとして、pprefix に "cc-" が指定されると、Visual LISP は cc-get-Width および cc-put-Width という名前のラッパー関数を生成する。 このパラメータの既定は "" 。
  • cprefix : タイプ ライブラリに含まれる定数に使用する接頭語。たとえば、タイプライブラリに、ccMaxCountOfRecords 定数が含まれているとして、cprefix に "cc-" が指定されると、Visual LISP は cc-ccMaxCountOfRecords という名前の定数を生成する。 このパラメータの既定は "" 。
vlax‑import‑type-library 関数に引数を渡すときにキーワードを使用する必要があることに注意。


戻り値
成功した場合は T。


サンプル
メソッドとプロパティの接頭語 "msw-" を割り当て、定数に接頭語 "mswc-" を割り当てて、Microsoft Word タイプ ライブラリを読み込む。
(vlax-import-type-library
  :tlb-filename "c:/program files/microsoft office/msword8.olb"
  :methods-prefix "msw-"
  :properties-prefix "msw-"
  :constants-prefix "mswc-")
T
注意
vlax-import-type-library 関数によって作成された関数ラッパーは、vlax-import-type-library 関数を実行したドキュメントのコンテキストでのみ使用可能。
Visual LISP の現在のリリースでは、コンパイル時ではなく、実行時に vlax-import-type-library 関数を実行する。Visual LISP の将来のリリースでは、この点が変更される可能性がある。vlax‑import‑type‑library 関数を使用するときは、次のことが推奨される。
  • 作成したコードを異なるマシンで実行させるときは、tlb-filename パラメータに絶対パスを指定しない。
  • できるだけ AutoLISP 式の中から vlax-import-type-library 関数を使用しない(すなわち、常にトップ レベルの位置から呼び出す)。
  • AutoLISP ソース ファイル内では、タイプ ライブラリに定義されているメソッドやプロパティのラッパーまたは定数を使用するコードの前に、vlax-import-type-library 関数を呼び出すコードを書く。



関連事項