Vl-file-copy
- 構文
- (vl-file-copy source-file destination-file [append])
- 機能
- あるファイルの内容を別のファイルにコピーまたは追加する。 vl-file-copy 関数は、既存のファイルを上書きせず、追加するのみである。
- 引数
-
- source-file : コピー元のファイルの名前を示す文字列。 完全なパス名を指定しなかった場合は、CAD 既定の図面フォルダを検索する。
- destination-file : コピー先のファイル名を示す文字列。 完全なパス名を指定しなかった場合は、CAD 既定の図面フォルダに書き出す。
- append : nil 以外の値を指定した場合、source-file が destination-file に追加される(ファイルの最後に追加される)。
- 戻り値
- コピーが成功した場合は整数。それ以外の場合は nil。
- nil が返される主な原因は、次のとおり。
- source-file が読み込めない
- source-file がフォルダである
- append 引数が指定されていないか、nil なのに、destination-file が存在する
- destination-file が書き出しモードで開けない(不正なファイル名または読み込み専用ファイル)
- source-file と destination-file が同一の場合
- サンプル
- autoexec.bat を newauto.bat にコピーする。
(vl-file-copy "c:/autoexec.bat" "c:/newauto.bat") 1417
- test.bat を newauto.bat にコピーする。
(vl-file-copy "c:/test.bat" "c:/newauto.bat") nil
- newauto.bat が既に存在し、append 引数を指定しなかったので、コピーは失敗する。
今度は append 引数を指定して、上記のコマンドをもう一度繰り返す。
(vl-file-copy "c:/test.bat" "c:/newauto.bat" T) 185
- append 引数に T を指定したので、コピーは成功する。