Vlr-wblock-reactor

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構文: (vlr-wblock-reactor data callbacks)

機能: ブロックの書き出しに関するイベントを通知する編集リアクタオブジェクトを作成する。

引数

data : リアクタオブジェクトに関連付ける任意の AutoLISP データ。または、関連付けるデータが存在しない場合は nil。
callbacks : 次の形式のペアのリスト。

(event-name . callback_function)

event-name は、次の「ブロック書き出しリアクタイベント」の表にあるシンボルの 1 つ。callback_function は、イベントが発生したときに呼び出される関数を示すシンボル。各コールバック関数は、次の 2 つの引数を受け入れる。

reactor_object : コールバック関数を呼び出した VLR オブジェクト。
list : 個々のイベントに関連付ける特別なデータ要素のリスト。個々のイベントに対するこのリストの内容については、「ブロック書き出しリアクタコールバックデータ」の表を参照。

戻り値: reactor_object 引数。

ブロック書き出しリアクタイベント
イベント名	説明
:VLR-wblockNotice	ブロック書き出し操作が開始される直前
:VLR-beginWblockPt	ブロック書き出し操作が、図形のセットに対して実行されたとき
:VLR-beginWblockId	ブロック書き出し操作が、指定されたブロックに対して実行されたとき
:VLR-beginWblock	ブロック書き出し操作が、データベース全体に対して実行されたとき。書き出し元データベースのモデル空間のすべての図形が書き出し先データベースにコピーされるまで、通知は発生しない。
:VLR-endWblock	ブロック書き出し操作が正常に終了したとき
:VLR-beginWblockObjects	ブロック書き出しが、オブジェクト ID 変換マップを初期化した直後

ブロック書き出しリアクタコールバックデータ
名前	リストの長さ	パラメータ
:VLR-wblockNotice	1	ブロックの作成元データベースオブジェクト(VLA オブジェクト)
:VLR-beginWblockPt	3	最初のパラメータは、書き出し先データベースオブジェクト(VLA オブジェクト)。 2 番目のパラメータは、ブロックとして書き出されるオブジェクトを含む、書き出し元データベースオブジェクト(VLA オブジェクト)。 3 番目のパラメータは、書き出し先データベースで基点として使用される 3D 点リスト(WCS)。
:VLR-beginWblockId	3	最初のパラメータは、書き出し先データベースオブジェクト(VLA オブジェクト)。 2 番目のパラメータは、ブロックとして書き出されるオブジェクトを含む、書き出し元データベースオブジェクト(VLA オブジェクト)。 3 番目のパラメータは、ブロックとして書き出されるブロックテーブルレコードのオブジェクト ID。
:VLR-beginWblock :VLR-otherWblock	2	最初のパラメータは、書き出し先データベースオブジェクト(VLA オブジェクト)。 2 番目のパラメータは、ブロックとして書き出されるオブジェクトを含む、書き出し元データベースオブジェクト(VLA オブジェクト)。
:VLR-abortWblock :VLR-endWblock	1	書き出し先データベースオブジェクト(VLA オブジェクト)
:VLR-beginWblockObjects	2	最初のパラメータは、ブロックとして書き出されるオブジェクトを含む、書き出し元データベースオブジェクト(VLA オブジェクト)。 2 番目のパラメータは、ID マップ。