「Vl-bb-ref」の版間の差分

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(ページの作成: ; 構文 : (vl-bb-ref '' 'variable'') ; 機能 : ブラックボード名前空間から変数の値を返す。 ; 引数 :* 'variable : 取得する変数を示すシンボル…)
 
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{{AutoLISP}}
; 構文
; 構文
: (vl-bb-ref '' 'variable'')
: (vl-bb-ref '' 'variable'')


; 機能
; 機能
: ブラックボード名前空間から変数の値を返す。
: ブラックボード名前空間から変数の値を返す。


; 引数
; 引数
:* 'variable : 取得する変数を示すシンボル。
:* 'variable : 取得する変数を示すシンボル。


; 戻り値
; 戻り値
: シンボルで指定された名前の変数の値。
: シンボルで指定された名前の変数の値。




; サンプル
; サンプル
: ブラックボードに変数を設定する。
 
<pre class="brush:autolisp;">; ブラックボードに変数を設定する。
  (vl-bb-set 'foobar "Root toot toot")  
  (vl-bb-set 'foobar "Root toot toot")  
  "Root toot toot"
  "Root toot toot"
: vl-bb-ref 関数を使用して、ブラック ボードから foobar の値を取得する。
; vl-bb-ref 関数を使用して、ブラック ボードから foobar の値を取得する。
  (vl-bb-ref 'foobar)  
  (vl-bb-ref 'foobar)  
  '''"Root toot toot"'''
  "Root toot toot"
</pre>


* IJCAD には、ブラックボード名前空間という概念がないためこの関数もないが、IJCADの場合図面毎にメモリ空間が分かれていないという状態であるため、ブラックボードを使わずとも、複数ファイル間で変数値を参照できてしまう。これはつまり、複数のファイルで同じ名前の変数を持てないと言う事を意味する。
* 余談: 古い IntelliCAD などの互換CAD では、ブラックボード名前空間という概念がなかったが、図面毎に名前空間が分かれていないという状態であることが多く、ブラックボードを使わずとも複数ファイル間で変数値を参照できてしまったりする。これはつまり、複数のファイルを開いていると変数がごちゃ混ぜになる事を意味するため細心の注意が必要であることを意味する。


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2015年10月18日 (日) 11:01時点における最新版

構文
(vl-bb-ref 'variable)


機能
ブラックボード名前空間から変数の値を返す。


引数
  • 'variable : 取得する変数を示すシンボル。


戻り値
シンボルで指定された名前の変数の値。


サンプル
; ブラックボードに変数を設定する。
 (vl-bb-set 'foobar "Root toot toot") 
 "Root toot toot"
; vl-bb-ref 関数を使用して、ブラック ボードから foobar の値を取得する。
 (vl-bb-ref 'foobar) 
 "Root toot toot"
  • 余談: 古い IntelliCAD などの互換CAD では、ブラックボード名前空間という概念がなかったが、図面毎に名前空間が分かれていないという状態であることが多く、ブラックボードを使わずとも複数ファイル間で変数値を参照できてしまったりする。これはつまり、複数のファイルを開いていると変数がごちゃ混ぜになる事を意味するため細心の注意が必要であることを意味する。

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