Proxyオブジェクト
プロキシオブジェクトは、カスタムオブジェクトを作成したObjectARXアプリケーションが AutoCAD、AutoCAD LT、またはその他のホストアプリケーションで使用できない場合に、カスタムオブジェクトの代替として使用される。アプリケーションが使用可能な状態だと、プロキシオブジェクトはカスタムオブジェクトに置き換えられる。
プロキシオブジェクトは、対応するカスタムオブジェクトに比べて機能が大幅に制限される。
プロキシオブジェクトの編集範囲は、親となるObjectARXアプリケーションによって決まる。例えば、オブジェクトの削除や移動、プロパティの変更といった操作は、プロキシオブジェクトを作成したアプリケーションによって、実行できる場合とできない場合がある。
図面を開くと、「プロキシ情報」ダイアログボックスが表示される場合があり、このダイアログボックスには、図面内のプロキシオブジェクト(グラフィカルオブジェクトと非グラフィカルオブジェクトの両方)の総数と、見つからないアプリケーションの名前、さらにプロキシオブジェクトの種類と表示状態に関する追加情報が表示される。
このダイアログボックスを使用して、プロキシオブジェクトの表示を制御できます。
分解すると、カスタムオブジェクトの特性を失った通常のオブジェクトになるが、特性を失った代償として元のアプリケーションで特性を利用した機能との連携が取れなくなる。