ObjectDBX

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ObjectDBX は、ObjectARX ライブラリのサブセットで、カスタムオブジェクトとエンティティの定義に必要。

ObjectDBX を使用すると、

  • 拡張子 .arx に UI コンポーネント(プロンプトやダイアログの表示、メニュー修正などの処理を行う AutoCAD 固有のコード)を含める。
  • 拡張子 .dbx に DB コンポーネントであるオブジェクト イネーブラ(カスタム オブジェクトの作成、表示、変換などを実装する AutoCAD 固有でないコード)を含める。

といった構成でアプリケーションのデータベース (DB) 部分とユーザ インタフェース (UI) 部分のバイナリ コードを別々に作成することができる。


アプリケーションがユーザ インタフェース部分とデータベース部分に分けられた場合、既存のユーザ インタフェースを含んだ ObjectARX アプリケーションがなくても、カスタム オブジェクトは引き続き正常に処理される。

  • ヘタに作ると、データが壊れやすいオブジェクトを作ることになるので、テストが重要。また、カスタムオブジェクトは、オブジェクト イネーブラがない環境だとプロキシオブジェクトになり、CAD データの運用上あまりよろしくない状態になったりするので、そこも注意が必要。


ObjectDBX SDK の詳細は、オートデスクの でデベロッパーセンターを参照。 ObjectDBX SDK のライセンスは、ObjectARX とは別に提供されていたが、現状どうなっているかはわからんので問い合わせたほうが良い。


ObjectDBX モジュール (オブジェクト イネーブラ) がリンク可能な Autocad のライブラリ

  • acdb$$.lib
  • AcDbMPolygon16.lib
  • acge$$.lib
  • acgiapi.lib
  • achapi$$.lib
  • acISMobj$$.lib
  • axdb$$.lib
  • rxapi.lib
  • rxheap.lib
    • $$ 部分はバージョン番号に置き換え