ユーザ座標系
AutoCAD や BricsCADやIJCAD などの DWG互換CAD におけるユーザ座標系(UCS)は、移動可能なデカルト座標系の位置および方向を確立します。 新しい図面では、ワールド座標系とユーザ座標系(UCS)は(テンプレートファイルやカスタマイズで変更していない限り)同一になっています。 既定では、現在のモデル ビューポートの作図領域の左下コーナーに UCS アイコンが表示されます。 各ペーパー空間レイアウトの UCS は、図面の三角形として表示されます。
UCS は以下のケースで利用され、作業用の座標系といえます。
- オブジェクトを作成、編集するXY 平面 (作業平面または構築面)
- 直交モード、極トラッキング、オブジェクト スナップ トラッキングなどの機能に使用される水平方向と垂直方向
- グリッド、ハッチング パターン、文字、寸法オブジェクトの位置合わせと角度
- 座標入力と絶対座標の角度の原点と方向
- 3D 操作では、作業平面、投影平面、および垂直方向と回転軸の Z 軸の方向
関連記事