Setvar
- 構文
- (setvar varname value)
- 機能
- 指定された値をシステム変数に代入する。
- 引数
-
- varname : システム変数の名前を表す文字列またはシンボル。
- value : アトムまたは式を指定する。評価結果は、varname 引数が示すシステム変数に代入される。整数の値を持つシステム変数の場合、指定する value 引数は -32,768 から +32,767 の間でなければならない。
- 戻り値
- 成功した場合、value 引数を評価した値を返す。
- サンプル
- AutoCAD のフィレット半径を 0.5 単位に設定する。
(setvar "FILLETRAD" 0.50) 0.5
- setvar 使用の注意(AutoCAD)
- AutoCAD のコマンドの中には、プロンプトを表示する前にシステム変数の値を取得するものがある。コマンド実行中に setvar コマンドを使用して新しい値を設定しても、次の AutoCAD コマンドまで新しい値が有効にならない場合がある。
- setvar 関数を使用して AutoCAD システム変数 ANGBASE を変更する場合、value 引数はラジアン単位の角度とみなされる。これは、引数を度単位の角度とみなす AutoCAD の SETVAR[変数設定]コマンドと異なる。 setvar 関数を使用して AutoCAD システム変数 SNAPANG を変更する場合、value 引数は AutoCAD の既定の角度 0(ゼロ)の方向(東、3 時の方向)に対するラジアン単位の角度とみなされる。これも、引数を ANGBASE の設定に対する度単位の角度とみなす SETVAR コマンドと異なる。
- 注: setvar 関数によるシステム変数 CVPORT の変更は、UNDOコマンドを実行しても取り消されない。
関連事項
- getvar 関数