MNLファイル
MNLファイルは、AutoCAD の AutoLISP メニュー用のファイルである。
AutoCAD は、カスタマイズ ファイルをロードするときに、ファイル名がメニュー ファイルと同一の MNL ファイルを検索して、ファイルが見つかるとメモリにロードされる。 この機能を使用すると、メニューの適切な動作に必要な AutoLISP 関数を確実に AutoCAD にロードすることができる。
たとえば、既定の AutoCAD カスタマイズ ファイル、 acad.cuix がロードされると、acad.mnl ファイルが適切にロードされる。このファイルには、メニューで使用される AutoLISP 関数が数多く定義されている。MNL ファイルは、acaddoc.lsp ファイルの後にロードされます。
注:AutoLISP の command 関数を使用して、(command "menu" "newmenu") のような構文でカスタマイズ ファイルをロードすると、関連する MNL ファイルは、AutoLISP ルーチンが実行し終わるまでロードされない。
この例のように、princ 関数の呼び出しを使用してステータス メッセージを表示することができる。 最初の princ が実行されると、コマンド プロンプト領域に次のメッセージが表示される。
Newmenu のユーティリティ… がロードされました
2 番目の princ で AutoLISP 関数が終了します。2 番目の princ 関数を呼び出さないと、上記のメッセージが 2 回表示されます。安全を期すために、load 関数の呼び出しで、前述の onfailure 引数を指定することもできます。