「DXF」の版間の差分
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実際には、図面内でユーザが指定したすべての情報は、DXF 形式で表現することができる。(一部を例外あり) | 実際には、図面内でユーザが指定したすべての情報は、DXF 形式で表現することができる。(一部を例外あり) | ||
LISP や ObjectARX、SDS | LISP や ObjectARX、SDS などで高度・高速なカスタマイズする際は、DXFの「グループ コード」に対する理解が必要。 | ||
* [http://usa.autodesk.com/adsk/servlet/item?siteID=123112&id=12272454&linkID=10809853 AutodeskのDXFリファレンスページ] | |||
==ASCII DXF と バイナリ DXF== | |||
一般的にDXFファイル言うと、ASCII DXF となるが、バイナリ DXFというものもある。 | |||
バイナリ DXFにはASCII DXFのファイルに含まれる情報がすべて含まれているが、いくつかの特徴がある。 | |||
* | * ASCII DXF ファイルに比べて約25% 小さいファイルサイズになる。 | ||
* AutoCAD では約5倍程度高速に読み書きできる。(互換CADでも同様に高速に扱えるものもある) | |||
* ASCII DXF ファイルでは、浮動小数点の精度を犠牲するが、バイナリ DXF ファイルでは、DWGと同様な精度が維持される。 | |||
バイナリ DXF ファイル形式を初めてサポートしたバージョンは、AutoCAD Release 10(日本だとGX-III)以降なので、それ以前のバージョンではない。また、DXFが扱えると謳っているソフトでもバイナリ DXFをサポートしていないケースが多い。 |
2010年7月7日 (水) 13:37時点における版
DXF 形式は、AutoCAD の図面ファイルに格納されるすべての情報をタグ付きデータで表現したもの。 「タグ付きデータ」とは、ファイル内の各データ要素の前に、「グループ コード」と呼ばれる整数が付いたデータのこと。グループ コードの値は、それに続くデータ要素のタイプを表し、この値は特定のオブジェクト(またはレコード)タイプのデータ要素の意味も表している。
実際には、図面内でユーザが指定したすべての情報は、DXF 形式で表現することができる。(一部を例外あり)
LISP や ObjectARX、SDS などで高度・高速なカスタマイズする際は、DXFの「グループ コード」に対する理解が必要。
ASCII DXF と バイナリ DXF
一般的にDXFファイル言うと、ASCII DXF となるが、バイナリ DXFというものもある。 バイナリ DXFにはASCII DXFのファイルに含まれる情報がすべて含まれているが、いくつかの特徴がある。
- ASCII DXF ファイルに比べて約25% 小さいファイルサイズになる。
- AutoCAD では約5倍程度高速に読み書きできる。(互換CADでも同様に高速に扱えるものもある)
- ASCII DXF ファイルでは、浮動小数点の精度を犠牲するが、バイナリ DXF ファイルでは、DWGと同様な精度が維持される。
バイナリ DXF ファイル形式を初めてサポートしたバージョンは、AutoCAD Release 10(日本だとGX-III)以降なので、それ以前のバージョンではない。また、DXFが扱えると謳っているソフトでもバイナリ DXFをサポートしていないケースが多い。