「NewLisp」の版間の差分
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* newLISP ファンクラブフォーラム (英語) : http://newlispfanclub.alh.net/ | * newLISP ファンクラブフォーラム (英語) : http://newlispfanclub.alh.net/ | ||
* unbalanced-parentheses (英語) : http://unbalanced-parentheses.nfshost.com/ | * unbalanced-parentheses (英語) : http://unbalanced-parentheses.nfshost.com/ | ||
* neglookさんのShell Games (色々と動画があります) : http://www.neglook.com/index.cgi?page=Shell_Games | |||
== 基本的なところ == | == 基本的なところ == |
2011年6月12日 (日) 09:51時点における版
newLISP は、Lutz Mueller 氏が開発している LISPライクな汎用スクリプト言語です。
ちょっと使い込んでみようかなということで、ここは私的なメモとして公開しています。
Windows で使う場合
Windoows用のインストーラからインストールすると、newLISP のIDE用のアイコンが出来るのでそこから使ってもいいし、コマンドプロンプトで newlisp と入力して実行してもいい。 コマンドプロンプトからの利用で、複数行の記述をしたい場合は、
[cmd] (set 'a "a" 'b "bbb") (+ 1 2 3) [/cmd]
といった風に [cmd] [/cmd] で挟んで記述する。 newLISP のIDEを使う場合、上がエディタ(コード)で下がプロンプトになる。[ALT]+R でコードを実行する。
情報源など
- 本家サイト(英語) : http://www.newlisp.org/
- 新リスプな日々 Johu's さんのブログ (日本語) : http://johu02.wordpress.com/
- 舌足らずなブログ : newLISP基礎文法最速マスター
- 紫藤のwiki(日本語) : http://sites.google.com/site/shidoinfo/Home/programing-lang/%E9%96%A2%E6%95%B0%E5%9E%8B%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E8%A8%80%E8%AA%9E/lisp/%E6%A7%98%E3%80%85%E3%81%AAlisp%E6%96%B9%E8%A8%80/newlisp
- newLISP ファンクラブフォーラム (英語) : http://newlispfanclub.alh.net/
- unbalanced-parentheses (英語) : http://unbalanced-parentheses.nfshost.com/
- neglookさんのShell Games (色々と動画があります) : http://www.neglook.com/index.cgi?page=Shell_Games
基本的なところ
- コメントは ";" か "#" を利用可能。複数行のコメントはない。
- リスト、シンボル、lambda、式 があるよ。
- リストの例
- '() … 空リスト
- '(3) … 整数
- '("こんにちは" "三河屋です") … 文字列2つのリスト
- '("こんにちは" 2 opt) … 文字列と整数とシンボルのリスト
- '((a b c) (1 2 3)) … リスト2つのリスト
- '("こんにちは" "三河屋です") … 文字列2つのリスト
- ドット対はないよ
(list 'a 'b) > (a b)
- シンボルの例
- (set 'text "こんちは") … シンボルに値を割り当て
- text → "こんちは" … シンボルを評価すると"こんちは"
- mirrorman → nil … 未定義のシンボルを評価すると nil
- (set 'opt1 true 'opt2 nil) … opt1をtrue、opt2 を nil に。
- true → true … true の評価は true (ブーリアンの true)
- nil → nil … nil の評価は nil (ブーリアンの false)
- lambda 式 … あるよ
(set 'f (lambda (n) (+ n n))) => (lambda (n) (+ n n))
- fn はlambdaの代わりに使えるよ
(set 'f (fn (n) (+ n n))) => (fn (n) (+ n n))
- lambda はシンボルじゃなくて、特別なリスト扱い
(length (lambda (n) (+ n n))) > 2 (first (lambda (n) (+ n n))) > (n)
- lambda 式は無名関数として使われるよね
(apply (lambda (n) (+ n n) '(123)) > 246 (map (lambda (n) (+ n n) '(1 2 3)) > (2 4 6)
- シンボルに lambda 式を定義して関数として使えるよね
(set 'double (lambda (n) (+ n n)) > (lambda (n) (+ n n) (double 123) > 246
- もうちょっと短かく
(define (doudle n) (+ n n)) > (lambda (n) (+ n n) (double 123) > 246
真・偽
- 真になるもの: 偽になるもの以外。 0や"" 空文字も真。
- 偽になるもの: nil、() 空リスト。
シンボルと関数の命名規則
- 変数シンボルは、次の文字から始まってはならない:
- # ; " ' ( ) { } . , 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
- + または - で始まる変数シンボルは、二文字目に数字を使うことはできない。
- 変数名の内部には、以下の文字を除く、どんな文字も許される:
- " ' ( ) : , 半角スペース
- これらは、変数シンボルの終りを意味する。
- [(左角括弧)で始まり、](右角括弧)で終わるシンボルは、右角括弧を除くどんな文字を含んでもよい。
- newLISP では適正なシンボル名の例
myvar A-name X34-zz [* 7 5 ()};] [俺] *111*
日本語
- set-locale で現在のロケールを調べたり、変えられたりする。日本の場合、小数点の記号は標準と一緒の"."。
(set-locale "JPN") > ("Japanese_Japan.932" ".") (set-locale "DEU") > ("German_Germany.1252" ",")
- newLISP の UTF-8 対応バージョンにするとUTF8関連の関数が使える。
以下、例 (utf8len "おれはジャイアン") > 8 ; utf8じゃない長さだと (length "おれはジャイアン") >24
- UTF-8 対応バージョンは、別配布なので別途DLして差し替えて(あるいはUTF-8用でインストールして)使う。