「Boole」の版間の差分
(ページの作成: ; 構文 : (Boole ''operator'' ''int1'' [''int2'' ...]) ; 機能 : ビット方式の汎用ブール演算関数。 ; 引数 :* operator 0から 15 の範囲の整数で、2 …) |
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: 次の例では、12 と 5 の AND(論理積)を指定している。 | <preclass="brush:autolisp;"> | ||
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; operator 引数にその他の値を指定すると、特殊なブール演算を実行できる。 たとえば、operator が 4 の場合、int2 のあるビットがオンに設定されていて、そのビット対応する int1 のビットがオフの場合、そのビットをオンに設定する。 | |||
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2011年4月23日 (土) 16:30時点における版
- 構文
- (Boole operator int1 [int2 ...])
- 機能
- ビット方式の汎用ブール演算関数。
- 引数
-
- operator 0から 15 の範囲の整数で、2 つの変数に対して実行可能な 16 のブール関数を表す。
- int1, int2... 整数。(引数補足参照)
- 戻り値
- 整数。
- 引数補足
- Boole 関数は単一の引数を受け入れるが、結果が不定であることに注意。 後続の整数の引数を、次の表に基づいて、ビット方式で(論理的に)結合する。
論理演算の真偽値表 Int1 Int2 operator のビット 0 0 8 0 1 4 1 0 2 1 1 1
- int1 の各ビットは int2 のビットとペアとなり、このペアは上の真偽値表のいずれか 1 行に該当する。結果として得られるビットは 0 か 1 のどちらか。これは、真偽値表の該当する行に対応する operator ビットの設定によって決まる。
- 該当する operator ビットが設定されていると、結果のビットは 1 になり、それ以外の場合は 0になる。operator の値には、標準の論理演算 AND、OR、XOR、NOR に相当するものもある。
論理演算関数のビット値 operator 演算 結果のビットが 1 になる条件 1 AND 入力ビットが共に 1 6 XOR 入力ビットの一方のみが 1 7 OR 入力ビットの少なくとも一方が 1 8 NOR 入力ビットが共に 0(1 の補数)
- サンプル
<preclass="brush:autolisp;">
- 次の例では、12 と 5 の AND(論理積)を指定している。
(Boole 1 12 5) >> 4
- 次の例では、6 と 5 の XOR(排他的論理和)を指定している。
(Boole 6 6 5) >> 3
- operator 引数にその他の値を指定すると、特殊なブール演算を実行できる。 たとえば、operator が 4 の場合、int2 のあるビットがオンに設定されていて、そのビット対応する int1 のビットがオフの場合、そのビットをオンに設定する。
(Boole 4 3 14) >> 12
- Oスナップで垂線スナップが設定されているかどうかチェックする。
(boole 1 128 (getvar "OSMODE")) >> 128 ; 設定されてる (boole 1 128 (getvar "OSMODE")) >> 0 ; 設定されてない