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2016年6月12日 (日) 11:33時点におけるGizmon (トーク | 投稿記録)による版
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構文
(read [string])


機能
文字列から取得した最初のリストまたはアトムを返す。
read 関数は、任意の LISP データを表した文字列を分析し、文字列内の最初の式を適切なデータ タイプに変換して返す。


引数
  • string : 文字列。 string 引数には、リストと文字列の内部以外に空白を含めてはいけない。


戻り値
リストまたはアトム。 read 関数は、その引数を対応するデータ型に変換して返す。引数が与えられていない場合、read 関数は nil を返す。
空白、改行、タブ、括弧などの LISP シンボル区切り記号によって分割された複数の LISP 式が文字列内に含まれている場合、最初の式のみが返す。


サンプル
(read "one" )
ONE      ; ← Atom.  
;---

(read "one two" )
ONE      ; ← Atom.  
;---

(read " (1 2 3) (1) " )
(1 2 3)  ; ← List.  
;---

(read " (one two) " )
(ONE TWO)      ; ← List.  
;---

(read "12")
12             ; ← Integer.  
;---

(read "\"First Name:\"")
"First Name:"  ; ← String.
;---

(read "¥"Hi Y'all¥"") 
"Hi Y'all"     ; ← String.