「SHX」の版間の差分
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文字スタイルでは、通常のSHXフォントファイル+ビッグフォントファイルの組み合わせで使用する。 | 文字スタイルでは、通常のSHXフォントファイル+ビッグフォントファイルの組み合わせで使用する。 | ||
SHXフォントファイルとビッグフォントで重複して定義されている文字があった場合、ビッグフォントの文字が優先される。(AutoCAD | SHXフォントファイルとビッグフォントで重複して定義されている文字があった場合、ビッグフォントの文字が優先される。(AutoCAD 2004以前から2005以降のバージョンにアップしたら半角スペースの文字幅が変わったとかいう場合は、ビッグフォントが更新されてる事に起因したりする。) | ||
* アジア言語のビッグフォント(AutoCAD・IntelliCAD) | * アジア言語のビッグフォント(AutoCAD・IntelliCAD) |
2014年1月7日 (火) 09:13時点における版
SHXフォントは、AutoCAD用に作られたストロークフォントです。
フォントの置換
図面ファイルのやり取りで SHXフォントが受け渡し先の環境になかった場合、フォントの置換設定により代替えで設定されているフォントを使って表示され、これにより文字化けをある程度防ぐようになっている。
SHXフォントの場合、Truetypeフォントのように多言語にまたがった文字を含められる仕様になってないので、結果的に日本語の文字を含んだデータのやり取りでよく文字化けするという事になる。(一応 Unicode な SHX フォントの仕様もあるにはある。)
この辺りは、SHXファイル対応の多くの互換CADではフォントファイルの設置と置換設定(フォントマップファイルの記述)を適切に行えば化けることはない程度のレベルにはなってる。
アジア系のビッグフォント SHX ファイル
ビッグフォントでない通常のSHX ファイルは、ASCII 文字 が対象になっているため、日本語を含む多数の非 ASCII 文字が含まれている文字はそのままでは扱えず、ビッグフォント というファイルに特殊なタイプのシェイプを定義して利用するようになっている。
文字スタイルでは、通常のSHXフォントファイル+ビッグフォントファイルの組み合わせで使用する。 SHXフォントファイルとビッグフォントで重複して定義されている文字があった場合、ビッグフォントの文字が優先される。(AutoCAD 2004以前から2005以降のバージョンにアップしたら半角スペースの文字幅が変わったとかいう場合は、ビッグフォントが更新されてる事に起因したりする。)
- アジア言語のビッグフォント(AutoCAD・IntelliCAD)
フォントファイル名 ・・・ 説明
日本語向け
- bigfont.shx ・・・ 日本語フォント、初期のJIS第1水準相当(+α)
- extfont.shx ・・・ 日本語拡張フォント、JIS 第1水準相当
- extfont2.shx ・・・ 日本語拡張フォント、JIS 第2水準相当
- @extfont2.shx ・・・ 日本語の縦書きフォント(いくつかの文字が、縦書きで正しく表示されるように回転されている)
- extslim2.shx ・・・ extfont2.shx の 2/3 幅のフォント
- exthalf2.shx ・・・ extfont2.shx の 1/2 幅のフォント
- visiojp.shx ・・・ extfont.shx 相当の日本語拡張フォント、JIS第1水準相当。(IntelliCAD)
中国語向け
- chineset.shx ・・・ 繁体字
- gbcbig.shx ・・・ 簡体字
- visiotc.shx ・・・ 繁体字(chineset.shx相当) (IntelliCAD)
韓国語向け
- whgdtxt.shx ・・・ 韓国語
- whgtxt.shx ・・・ 韓国語
- whtgtxt.shx ・・・ 韓国語
- whtmtxt.shx ・・・ 韓国語
- visiohg.shx ・・・ 韓国語(whgtxt.shx相当)(intelliCAD)
特殊用途用
syxxx.shx になってる。 ASCII の範囲で記号が作られている。
- syastro.shx ・・・ 星座記号
- symap.shx ・・・ 地図記号
- symath.shx ・・・ 数学記号
- symeteo.shx ・・・ 星図記号
- symusic.shx ・・・ 音符記号